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【試合前48時間】プロアスリートが実践 普段の自分をそのまま試合に持ち込むための準備

目次

■ 試合2日前:エネルギーを満たし、リズムを整え始める

試合の二日前から、特別なことはしない。 むしろ、普段の自分をそのまま試合に持ち込むための準備を淡々と進める。

炭水化物は普段より1.5倍に増やす。 体重管理のために日常では制限しているが、この48時間だけは例外だ。 うどんを中心に、補食にも必ず炭水化物を入れる。 エネルギーを蓄えるというより、試合に向けて体内の状態を“整える”感覚に近い。

■ カーボローディングの補足:なぜ「炭水化物1.5倍」が必要なのか

試合2日前から炭水化物を増やす理由は、単に“エネルギーを増やす”ためではない。 体内のグリコーゲン量を最大化し、試合中のパフォーマンス低下を防ぐためだ。

炭水化物を多く摂ると、筋肉と肝臓にグリコーゲンとして蓄えられる。 このグリコーゲンは、試合中のスプリント・コンタクト・方向転換など、 瞬発的な動作のエネルギー源になる。

普段の食事量では、試合の強度を最後まで維持するには足りない。 だからこそ、試合2日前から炭水化物を1.5倍に増やし、 うどんやパンなど“消化が良く、負担の少ない炭水化物”を中心に摂る。

特にうどんを選ぶ理由は、 ・脂質が少ない ・胃に残りにくい ・吸収が早い ・量を食べやすい という点が大きい。

また、前日の夜食でパンを2枚食べるのも、 「寝ている間にグリコーゲンを減らさないため」の調整。 朝起きた時点でエネルギーが枯れていない状態を作ることが目的になる。

試合当日の朝は、肉など吸収に時間がかかるものは避け、 炭水化物8割+フルーツで軽く仕上げる。 これは、消化にエネルギーを使わせず、 試合に向けて体の負担を最小限にするためだ。

またスポーツようかんもおすすめしたい。手軽に摂取出来る上に美味しい。場所を選ばず持ち運びやすい点が優秀である。僕は常に遠征のカバンに2、3個は常備するようにしている。

カーボローディングは「食べる量を増やす」行為ではなく、 試合で動き切るためのエネルギーを計画的に満たす作業になる。

ここで無理に気持ちを高める必要はない。 普段できないことは、試合でもできない。 だからこそ、余計なことを増やさず、やるべきことだけを積み重ねる。

■ 試合前日:ルーティンがメンタルを安定させる

前日は、行動のリズムを固定することを最優先にする。 水分は普段の1.5倍。 体内の巡りを整え、翌日のコンディションを安定させるためだ。

夜にはパンを2枚食べる。 これは栄養補給であると同時に、試合前日のルーティンでもある。 決まった行動を積み重ねることで、自然と試合モードに入っていく。

イメージトレーニングは必ず行う。 試合の流れ、相手との距離感、最初のコンタクト。 頭の中で状況を何度も再現しておくことで、当日の動きがスムーズになる。 「やるかやらないかで大きく変わる」と実感している部分だ。

試合前日にイメージトレーニングを行う理由は、精神的な安心感を得るためだけではない。 脳に「明日やる動き」を事前に読み込ませ、当日の反応速度と判断の精度を高めるためだ。

イメージトレーニングは、実際のプレーと同じ神経回路を使う。 そのため、頭の中で動きを繰り返すだけでも、 ・動き出しの速さ ・相手との距離感 ・コンタクトの入り方 ・状況判断のテンポ これらが当日スムーズになる。

特に試合の序盤は、緊張や環境の変化で判断が遅れやすい。 その“初動の遅れ”を防ぐために、前日のうちに脳を試合モードへ移行させておく。

イメージする内容は複雑である必要はない。 ・最初のコンタクト ・自分の強みが出るプレー ・チームとしての最初の流れ こうした“試合の入り”を明確にしておくだけで十分効果がある。

イメージトレーニングは軽視されがちだが「やるかやらないか」で差が出る。 特別な技術を磨く時間ではなく、 普段の自分の動きを、試合でもそのまま出すための準備として位置づけている。

■ 試合当日:やりすぎないことがパフォーマンスを守る

試合の5時間前には起床する。 深部体温をしっかり上げ、体を完全に起こすためだ。

カフェインはコーヒーではなくサプリメントを選ぶ。 吸収が安定しており、必要な量を確実にコントロールできる。 試合当日は“確実に効くもの”を選ぶことが重要になる。

そして、試合前にやりがちな落とし穴がある。 気合いが入りすぎて、 ・ストレッチをやりすぎる ・いつもより長く寝る こうした行動は、むしろ体を重くする。 実際にそう感じた経験があるからこそ、今は避けている。

試合当日は「普段通り」を徹底する。 余計なことを足さないことが、パフォーマンスを守る。

■ 結論:試合前48時間は“整える時間”

試合で活躍したい気持ちは誰にでもある。 しかし、その気持ちを結果につなげるためには、 自分を整えることに集中する方が圧倒的に効果が高い。

・食事 ・水分 ・行動 ・睡眠 ・メンタル

これらを淡々と整えることで、普段の自分をそのまま試合に持ち込める。 それが最も安定して強い。

試合前48時間は、特別なことをする時間ではない。 普段の自分を最大限に発揮するための、静かな準備の時間である。

この記事を読んでくれた学生やアスリートの方々にはぜひ試合前の習慣として抜粋して取り入れて欲しい。

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この記事を書いた人

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現役アスリート。プロ生活8年間の経験を基に、本当に効果のあるトレーニングや健康知識、リカバリーや気持ちのいい日常生活の送り方まで発信していきます。
よろしくお願いいたします。

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