23年間ラグビーを続け、プロのトップレベルで30試合以上出場した。
そんな私でも肉離れを2回経験している。
どちらもシーズン中。
どちらもスプリント中だった。
当時は、
「もっと筋力をつけなければいけない」
そう思っていた。
しかし今振り返ると原因は違った。
筋力不足ではなく、準備不足だった。
今回は実際に肉離れを2回経験した私が、今では絶対にやらなくなったことを紹介する。
① 試合前日やハードな練習前日にサウナへ行かない
私はサウナが好きだ。
今でも疲労回復のために利用する。
ただし試合前日やハードな練習前日は入らない。
理由はシンプル。
大量の発汗によって水分やミネラルを失うからだ。
サウナには疲労回復効果もあるが、翌日に高いパフォーマンスを求められる場合はリスクにもなる。
特にスプリントを多く行う競技では慎重に考えた方がいいと思っている。
② 長風呂をしない
長風呂も同じだ。
以前は何も考えず長時間湯船に浸かっていた。
しかし今は翌日のコンディションを優先する。
汗をかき過ぎることで身体の水分バランスは崩れる。
肉離れを経験してからは、入浴もコンディション管理の一部として考えるようになった。
③ 睡眠不足で練習や試合に入らない
肉離れした当時を振り返ると、どちらの時期も睡眠状態は良くなかったと思う。
睡眠不足になると回復が追いつかない。
疲労は蓄積する。
身体の反応も鈍くなる。
今では睡眠もトレーニングの一部だと考えている。
練習時間を削ってでも睡眠を優先することがあるくらい重要だと思っている。
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④ いきなり高強度で動かない
これが一番大きい。
若い頃はアップを軽く済ませていた。
身体が温まっていない状態で強度を上げることもあった。
今は絶対にやらない。
まずはモビリティ。
関節を動かす。
その後に動的ストレッチ。
さらに低強度のランニング。
身体だけではなく神経も目覚めさせる。
準備が整って初めてスプリントへ入る。
肉離れを経験してからは、この順番を徹底している。
⑤ 水分補給を軽視しない
これは本当に後悔している。
もっと早く気付くべきだった。
肉離れした頃は今ほど水分補給への意識が高くなかった。
コントレックスも飲んでいなかった。
ミネラル摂取も意識していなかった。
現在は毎日しっかり水分を摂る。
その結果、身体の軽さやコンディションに大きな違いを感じている。
水は最も安く、最も効果を感じたコンディショニングの一つだ。
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⑥ 身体のサインを無視しない
肉離れは突然起こるように見える。
しかし振り返ると必ずサインがあった。
脚の張り。
身体の重さ。
動きづらさ。
疲労感。
当時は
「これくらいなら大丈夫」
そう思っていた。
しかしその判断が危険だった。
今は少しでも違和感があれば慎重になる。
無理をしない。
それが結果的に長く競技を続けることにつながると思っている。
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肉離れした2回に共通していたこと
今振り返ると共通点ははっきりしている。
- シーズン中だった
- スプリント中だった
- 睡眠不足気味だった
- 水分補給への意識が低かった
- 疲労が蓄積していた
- 試合による緊張もあった
肉離れは一つの原因で起きるわけではない。
複数の要因が重なった時に起こる。
私はそう感じている。
プロアスリートの結論
肉離れを2回経験して学んだことは一つ。
肉離れは筋力不足よりも準備不足で起きる。
睡眠。
水分補給。
コンディション管理。
ウォーミングアップ。
どれも地味なことばかりだ。
しかし怪我を防ぐのはこうした地味な積み重ねだと思う。
23年間競技を続け、プロのトップレベルで30試合以上出場した私でも肉離れは起きた。
だからこそ今はトレーニング以上に「準備」を大切にしている。
怪我をしないことも、強くなるための重要なトレーニングだと思う。


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