プロアスリートとしてラグビーを20年間続けてきた。
ありがたいことに大きな怪我は少なかったが、高校時代と大学時代にそれぞれ一度ずつ肉離れを経験している。
当時は、
「もっと筋トレをすればいい」
「もっと走り込めばいい」
そう考えていた。
しかし今振り返ると、怪我の原因は筋力不足ではなかった。
足りなかったのは回復だった。
そして、その回復の中心にあったのが睡眠である。
最初の肉離れは高校時代だった
高校時代の僕は、とにかく練習量が正義だと思っていた。
疲れていても走る。
身体が重くても練習する。
休むことは甘えだと思っていた。
しかし、その結果として高校3年生の時左足の太ももを肉離れした。
当時は「運が悪かった」としか考えていなかったが、今なら分かる。
身体はずっと危険信号を出していた。
それを無視し続けていただけだった。
大学でもう一度同じ失敗をした
大学でも再び同じ箇所の肉離れを経験した。
試合には8週間出れなかった。
さらに試合終盤になると足が攣ることも増えた。
トレーニング量は増えている。
筋力もついている。
それなのに身体は思うように動かない。
そこで初めてメディカルスタッフへ相談した。
返ってきた答えは意外なものだった。
「回復と栄養が足りていない」
筋トレや技術練習ばかりに目を向けていた私は、その言葉に衝撃を受けた。
睡眠以上のリカバリーは存在しない
そこから身体づくりへの考え方が大きく変わった。
交代浴を取り入れた。
鍼治療にも通った。
オイルマッサージも受けた。
サウナも積極的に活用した。
どれも効果はあった。
しかし、その中でも圧倒的に重要だったのが睡眠だった。
どれだけ良いサプリメントを摂取しても、睡眠不足では意味がない。
どれだけ身体をケアしても、睡眠が乱れていれば回復しない。
疲労回復も筋肉の修復も成長ホルモンの分泌も、すべて睡眠中に行われる。
23年間競技を続けてきた今、断言できる。
睡眠以上のリカバリーは存在しない。
睡眠のために生活を変えた
睡眠の質を上げるため、生活習慣も見直した。
まず入浴は寝る90分前までに済ませるようにした。
朝起きたらすぐに日光を浴びる。
白湯を飲む。
体内時計を整える。
こうした小さな積み重ねを徹底した。
睡眠環境にも投資した
生活習慣だけではない。
睡眠環境にも本気で投資した。
- アイマスク
- 耳栓
- 枕
- マットレス
毎日使うものだからこそ妥協しない。
遠征先のホテルでも睡眠の質を落とさないよう工夫してきた。
現在使用しているマットレスはNELLマットレスである。
身体を回復させる環境づくりの一つとして取り入れている。
NELLマットレスを使う前後の変化は衝撃を受けた。
腰のハリは消え、身体が軽い。
睡眠スコアは10くらい平均で上がった。
夜中に覚醒することもなくなり
目覚めや日中の質が驚くほどかわった。
Garminで睡眠を可視化するようになった
以前は「よく寝た気がする」という感覚だけだった。
しかし今はGarminで睡眠を管理している。
- 睡眠時間
- 睡眠スコア
- 回復状況
- 心拍数
これらを毎日確認する。
すると面白いことに、睡眠スコアが良い日は身体の状態も良い。
逆に睡眠の質が悪い日はトレーニングの質も落ちる。
感覚だけでなく、数字でも睡眠の重要性を実感するようになった。
ちなみに睡眠スコアは平均90を超えている。
睡眠だけで強くなれるわけではない
もちろん睡眠だけで競技力が上がるわけではない。
私は現在も、
- プロテイン
- クレアチン
- EPA
- マルチビタミン
- LSD
- ストレッチ
- 交代浴
- コントレックス
を継続している。
筋力トレーニングも欠かさない。
ベンチプレス145kg。
スクワット210kg。
懸垂は46kg加重で行っていた。
しかし、それらすべての土台にあるのが睡眠だった。
土台が崩れていれば、どれだけ良いトレーニングも積み上がらない。
まとめ
高校時代と大学時代に経験した2度の肉離れ。
当時は不運だと思っていた。
しかし今振り返ると、それは身体からの警告だった。
そこから睡眠、栄養、リカバリーを学び、生活を変えた。
結果として長く高いレベルで競技を続けることができた。


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