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「体重が重いから、走ったら膝を痛めそう」「ランニングを始めても、足裏が痛くなって続かない」
これは、体重90kg前後で競技を続けている私自身が実際に抱えていた悩みだ。
普段は芝生のグラウンドをスパイクで走るため、ランニングシューズにはあまりこだわっていなかった。しかしオフシーズンにアスファルトを走ると、30分ほどで足裏が熱を持つように痛み、膝にも違和感が出た。インソールも替えてみたが、悩みは解決しなかった。
それでも走り方と道具を見直してから、ランニングは苦痛ではなく、体重管理とメンタルを整える大切な時間になった。
この記事では、競技歴23年・プロとして8年間身体と向き合ってきた私が、体重90kgでも無理なく走り始めるための時間、頻度、心拍数、距離の増やし方を実体験ベースでまとめる。
結論|最初は20〜30分を週2回で十分
| 項目 | 私がすすめる目安 |
|---|---|
| 頻度 | 週2回 |
| 時間 | 20〜30分 |
| 走り方 | ランニングとウォーキングを交互に行う |
| 心拍数 | 130前後 |
| 強度 | 会話できる程度 |
| 基準 | 速さより距離。ただし一度に増やしすぎない |
初心者が最初から毎日走ったり、速いペースを維持したりする必要はない。私が走り始めた頃も、1回20分を週2回ほどだった。
大切なのは、次のランニングが嫌になるほど身体を痛めないこと。20〜30分を終えたときに「もう少しできた」と感じるくらいで止める方が、結果的に長く続く。
なぜ体重90kgの私はアスファルトを走るのが苦痛だったのか
芝生では問題なく走れていても、アスファルトでは同じ感覚にならなかった。硬い路面で繰り返し着地すると、私の場合は30分ほどで足裏が熱くなり、やがて痛みに変わった。膝も気になり始め、思うように強度を上げられなかった。
最初は「芝生より硬いから仕方ない」と諦め、インソールを替えた。しかし足元全体のクッション性が合っていなければ、インソールだけでは解決できなかった。
この経験から、大柄な人ほど根性で走るのではなく、走る量とシューズを最初に整える必要があると考えるようになった。
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体重が重い人のランニングは「走り続けない」から始める
走り始めた瞬間から20分間ずっと走る必要はない。むしろ最初は、ランニングとウォーキングを交互に入れる方が身体の反応を確認しやすい。
私ならこう始める|4週間の目安
- 1週目:5分歩いた後、2分走って1分歩く。合計20分を目安にする
- 2週目:4分走って1分歩く。合計20〜25分
- 3週目:8分走って2分歩く。合計25〜30分
- 4週目:会話できる強度を守り、走れる範囲で連続時間を伸ばす
これはあくまで目安だ。疲労や運動経験によって進み方は変わる。歩く時間が増えても失敗ではない。
私は速さより距離を基準にしたい。ただし、前回より一気に長く走るのではなく、同じ距離を2回問題なく走れたら次は500mほど伸ばす、という進め方が安全だと考えている。距離を伸ばしても心拍数は130前後、会話できるペースを崩さない。
最初に走る場所は平坦で止まりやすいコースがいい
初心者には、公園の周回路、陸上トラック、平坦な遊歩道などをすすめたい。途中で歩きに切り替えやすく、距離も把握しやすいからだ。
芝生は身体への当たりが柔らかい一方、凹凸で足首を取られることもある。ランニングマシンは天候に左右されず速度を管理しやすい。アスファルトしか選べない場合は、坂道や傾いた路肩を避け、まず短い時間から始めればいい。
路面の種類よりも、「痛くなったときにすぐやめられる場所」を選ぶことが大切だ。
走る前はストレッチ、走った後は湯船までがセット
私は走る前にストレッチを行い、足首、股関節、もも裏を動かしてからスタートする。強く伸ばし続けるより、身体を動かしながら可動域を確認する感覚に近い。
走った後は湯船にしっかりつかる。身体を温めながら、その日の足裏、ふくらはぎ、膝の状態を確認する。ランニングだけで終わらず、回復までを一つのメニューとして考えている。
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痛みが気になって走るのが嫌になったら中止する
私がやめる基準は明確だ。「走るのが嫌になるくらい痛みが気になるかどうか」で判断する。
少し呼吸がきつい、脚が疲れたという感覚と、足裏や膝の痛みは分けて考える。痛みをかばってフォームが変わる、歩いても痛む、腫れがある、翌日以降も強く残る場合は走らない。必要であれば医療機関や専門家へ相談してほしい。
1回のランニングをやり切ることより、翌週も走れる身体を残す方が重要だ。
ランニングを楽しくしたのはGarminとシューズだった
私が初心者へ伝えたいのは、「Garminをつけて、靴にこだわってほしい」ということだ。
Garminで心拍数130前後を確認する
感覚だけで走ると、知らないうちにペースを上げすぎることがある。Garminで心拍数を確認すれば、会話できる強度を数字でも管理できる。距離が少しずつ伸びるのを見ることも継続のモチベーションになる。
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インソールより先にシューズ全体を見直す
私はインソールを替えても足裏と膝の悩みを解決できなかった。しかしOn Cloudmonster 3 Wideに替えてから、足裏が痛いという感覚がなくなり、膝も気にならなくなった。
履いた瞬間は、文字どおり雲の上を歩いているようだった。クッション性、反発、軽さは私の中で120点。幅広の私にもワイドモデルが合い、約4か月で500kmほど走っても大きな不満はない。
走り続けて感じた変化
- 体重が落ちやすくなり、ダイエットに役立った
- 体力がつき、長く動き続けやすくなった
- 気力が戻り、メンタルをリフレッシュできた
- 数字が伸びることで走ること自体が楽しくなった
ランニングの価値は、消費カロリーだけではない。外へ出て一定のリズムで身体を動かす時間が、私にとって気持ちを切り替える時間になっている。
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初心者が避けたい4つの失敗
- 最初から速く走る:心拍数130前後、会話できるペースを守る
- 毎日走る:まずは週2回で回復する時間をつくる
- 痛みを我慢する:走るのが嫌になるほど気になったら中止する
- 靴を後回しにする:大柄な人ほどクッション性とフィット感を確認する
体重90kgのランニングでよくある質問
体重90kgでもランニングを始めて大丈夫?
体重だけで「走れない」と決まるわけではない。まずは20〜30分を週2回、ランニングとウォーキングを交互に行い、身体の反応を確認してほしい。持病がある場合や運動を止められている場合は、始める前に医師へ相談する。
毎日走った方が早く痩せる?
最初から毎日走る必要はない。疲労や痛みで続かなくなる方が遠回りになる。まずは週2回から始め、走らない日はウォーキングやストレッチで身体を整える方が継続しやすい。
足裏や膝が痛くなったらどうする?
痛みをかばってフォームが変わる、歩いても痛む、腫れがある、翌日以降も強く残る場合は走らない。シューズや走る量を見直し、必要に応じて医療機関や専門家へ相談してほしい。
ウォーキングだけでも意味はある?
意味はある。最初はウォーキングだけでも十分だ。痛みなく20〜30分歩けるようになってから、2分走って1分歩くように短いランニングを加えていけばいい。
心拍数130は全員の基準になる?
心拍数130前後は、あくまで私が会話できる強度を管理するときの目安だ。年齢や運動経験、体調によって適切な心拍数は変わるため、数字だけでなく「会話できるか」「無理なく続けられるか」も合わせて判断してほしい。
まとめ|速く走るより、次も走りたくなる終わり方を選ぶ
体重90kgでも、時間、頻度、強度、道具を整えればランニングは始められる。
- 最初は20〜30分を週2回
- ランニングとウォーキングを交互に入れる
- 心拍数130前後、会話できるペース
- 同じ距離を問題なく走れてから少しずつ伸ばす
- 痛みが気になる日は無理をしない
- Garminとシューズにこだわる
私も足裏と膝の痛みで、アスファルトを走ることが苦痛だった。だからこそ、最初から頑張りすぎる必要はないと伝えたい。
速さを競うのではなく、次のランニングも楽しみにできる状態で終える。それが、体重が重い人でも走り続けるための一番大切な考え方だ。


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